
患者
剣道部 高校1年 男性
症状
1か月前に整形外科でMRIを撮ったところ、脛骨上部の疲労骨折および膝蓋骨動揺と診断された。1か月部活を休んでいるが、痛みが取れないため、お母さまが別の治療院を探してて当院を発見し受診した。
施術内容と経過
初診時
右膝関節屈曲 70°、右脛骨上部内側 圧痛(++)、右足首のズレを認める。
右足首調整、疲労骨折用調整法施行。
2診目(初診から7日目)
歩行痛(-)、右膝屈伸痛(-)
右踵骨傾き調整、ジャンパー膝調整法施行。
※痛みが取れたので終了とした。
考察
今回は、痛みのある個所が膝で、MRIでも膝蓋骨や脛骨上部に異常が認められたので、膝の治療に当たるのが一般的であるが、当院では、土台に注目している。
土台の重心の位置がズレてしまい、正しい荷重がかかっていないため、間違った箇所に負荷がかかりつづけるので疲労骨折を起こしてしまう事が多いように感じる。と、いうのも、疲労骨折で当院に来院されたほぼ全員が、疲労骨折と同側の土台のズレがあったからだ。土台のズレは過去(覚えていない方も多い)にひどい足関節捻挫をしている事で起こってしまう。足関節のアライメントが正しくないため、重心の位置がやや外側にいってしまう事で別の箇所に負荷がかかるのだ。
今回のケースは、足関節をチェックするとやはりズレを生じていた。そこでまず足関節調整を行った。すると、脛骨上部内側の圧痛はほぼ消失し、膝関節の屈曲痛も半減以下になった。という事は、足関節の影響が膝に及んでたということである。
結局初診時は足関節調整と、疲労骨折調整をやったのみだったが、その後日常生活で痛みなく過ごせるようになっていた。1週間後の2診目は、来院した時点でかなり回復した様子だったが、細かい点をチェックしたら、膝蓋腱炎症(±)、右踵骨の傾き(+)が認められたためその部分を調整し、部活も徐々に復帰するよう指示し終了とした。
当院では、ほとんどの場合、足首のズレの調整、疲労骨折用調整の2つの手法で疲労骨折のアスリートを早期回復に導いている。

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