サッカー 中2 男性 「2週間前から、じっとしてても足の内側が痛くて、サッカーができない」

患者

中2 男性 サッカークラブチーム

 

症状

2週間前から、走った時に左足内側に痛みが出てきた。近くの整骨院に何度か行ったが痛みは取れず、次第にじっとしてても痛くなり、現在はサッカーができない状態。

 

施術内容と経過

左外脛骨部に圧痛(+)を認める。左足首のズレも認める。

初診時は、左足首のズレ調整。踵骨傾き調整。第1趾ボール上げ調整を行った。

5日後、2診目。左股関節の可動制限を認めたので、股関節調整を行った。また、外脛骨部の圧痛緩和調整も行った。

10日後、3診目。サッカーすると外脛骨部が少し痛いが、サッカー出来るまで回復。外脛骨部の痛みは翌日にはなくなってる状態。外脛骨部の微調整と足底筋内側の緊張緩和を行った。

経過良好のため終了とした。

 

考察

有痛性外脛骨になると、外脛骨部が健側と比べ飛び出してくるので、押すと痛いが、サッカーの場合、インサイドキックを蹴ると、外脛骨部に当たるので、特に痛みが取れにくい傾向にある。

当院に来院した、有痛性外脛骨の患者さんを診ると、ほぼ100%の確率で、痛めてる側の足首のズレが認められる。まず、ここを整え、重心の位置を正さないと、患部にかかる負荷が軽減しないので、回復しにくくなっていると思われる。

今回の場合も足首のズレを認めたので、その調整をやって、外脛骨部の調整も並行して行ったところ、2診目の後には、サッカー出来るようになり、少し痛いが翌日には痛みがなくなっている状態まで回復している。

有痛性外脛骨は、①足首のズレ、②外脛骨部の圧痛を取る調整、③足底筋の緊張弛緩の施術をすることによって、痛みが改善し、運動への早期の復帰が望めるのではないかと考えられる。

有痛性外脛骨について詳しくはこちら

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